仕事中に聞こえてくる私語に、「どうしたものか」と思ったこと、ありませんか?
自分は気にしていなくても、後輩や部下から「あの人のおしゃべりがうるさい、何とかしてほしい」と
相談されて困った経験をした人も、中にはいるのではないでしょうか。
オフィスでの私語はどこまで許容されるか?
これに対する正解は、ないと思う。
会社や部署の雰囲気によるので、それぞれの組織のトップやリーダーの方針が全てだと思います。
ちなみに私は、「業務に無関係な口頭での会話は禁止」派です。
組織の単なるイチ、メンバーの時は、同僚のおしゃべりが気になってもそれを注意したことはありませんが
自分が仕切る立場になったときは、あまりにも目立つ私語は注意していました。
ヒトが集中できる時間の長さには、限界があるので、勤務時間中にはすべて仕事のことだけに集中しろ、という考えは全くありません。
でも、誰かに話しかける、ということは、話しかけた相手の時間を奪うことになる。
そして、直接話しかけられていなくても、「声」に対する反応は人それぞれ違いがある。
耳障りになる声もあれば、わりと大きい声でも気にならないこともある、それは皆違うので
「声」を発しない方に合わせるべき、と思っています。
なので「口頭での」と書いているのは、メールやチャットでの雑談はアリだと考えています。
メールやチャットであれば、話しかけられた相手もその場で会話をするか後にするか、選択することができる。
「声」が出ないので周りの迷惑にもなりません。
雑談はオンラインで、適度に息抜きしてもらうほうが生産性という意味でもいいと思います。
業務に関する会話はOKで、それ以外はNG、とすると「そういう線引きは難しいのではないか」という声も聞こえてきそうですが、そこに配慮しだすとキリがない。
少し強引ですが、その線引きが分からない人が成果を出せるのか?と私は考えます。
もし、「オフィスでの私語 禁止を堂々と伝えることに抵抗があるが、私語に迷惑しているメンバーもいる」という方。
解決策があるとしたら、「私語禁止スペースを作る、もしくは、会議室にこもって仕事をすることを認める」というのはどうでしょうか。
オフィスでの雑談は、ときに、和やかな雰囲気をもたらすメリットもありますが、組織として一番に考えるべきは、「しっかり集中して仕事をしたい」というメンバーの環境も整えることだと思います。
私語以外にも、おかしを食べることや居眠りなど、オフィスのマナーはそれぞれ見解がひとによって分かれるもの。それだけに、モヤっとした気持ちを抱えやすいし、正解はないのでリーダーは悩むことも多いと思いますが、組織として「何を大事にしたいのか」を考えると必然的にルールも決まるのではないでしょうか。
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